10/18 ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団
ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団(トロコン)
真エンドまで一気にクリア
泉ディレクターのシナリオが抜群にすばらしく、今年TOP3に入る良いゲームだった。
元々DRPGはあまりプレイしておらず、Vita版がリリースされたときは主にそれと携帯機であることを理由に敬遠していたが全くの杞憂だった。道中のストイックさがうまくストーリーに昇華されていていまではDRPGでないルフランは考えられないほど。
序盤は事故死の多さや個性的なシステムに戸惑うことはあっても、最終的にはひとつのゲーム体験として満足に終えられることができた。
DRPGであるためロード時間やグラフィックはあまり気にならなかった。そのぶんモンスターデザインやBGMによる部分が大きく、センスが光っている。ここは泉さんのゲーム特有の世界観もあるので多少の賛否両論はあるかもしれない。
不満点は全体攻撃が一括で解決されないため戦闘のテンポがかなり落ちる(毎回15体の味方に個別にダメージ表示がされる)こと、初見殺しが多い(特定のボスは対抗手段を準備していかないとほぼ詰む、判断のつかない落とし穴など)こと、事故死が多い(高確率の即死攻撃、即死することもある部位ロストなど)こと。
後者はプレイヤーに苦難を味あわせるために意図的に入れていると考えられるので一概に悪いと言えるものでもない(むしろソウルシリーズ的な没入感を生み出している)。
トロフィー収集がてらVita版で2周目もやりたいと思えた。2周やらないと気付けない伏線もかなり多いそう。
ダークファンタジーが好きでDRPGに抵抗がないなら強くお勧めできる傑作。
泉さんのゲームはすばらしい。